これからスノーボードを本格的に始めたい!
安全にスキー場へ行くために必要な車を探している!
毎週スキー場へ通うための移動費用を減らしつつ快適な環境を整えたい!
そんな人に向けて、買って良かった車両について書きます。
車両選びについて
本格的にスノーボードを始める人は、スキー場までたどり着けるか不安になると思います。
そこで、ROMIが国産メーカー各社、調べて試乗して迷った結果購入した、スズキエブリイについて書きます。
車選びで重要視した点
- 荒れた道や降雪15cmの道を走れるか
- 車中泊して滑る時間を増やしたい
- 移動費用をなるべく減らしたい
- 車両維持費も減らしてスノボ道具に使いたい
- 車中泊は2人まで、また大人4人と荷物が乗ること
荒れた道や降雪15cm程度の道を走れるか
スキー場までの道のりは除雪されてますが、降雪量や夜など通る時間帯によっては新雪が積もる事が多いです。
また、マンホールがあるとその部分だけ雪が溶けてとんでもなく荒れた道になっていたりします。
そこで、足回りの耐久性や、壊れた時の修理費用が安いことを重要視しました。
車中泊して滑る時間を増やしたい
ホテルなどに宿泊するのも良いですが、毎週末となるとお金が足りません。
また、オープンに合わせてスキー場に行くと駐車場が相当遠くになる事があります。
そこで、車中泊する事で朝イチから楽に入場ゲートまで行けることを重要視しました。
移動費用をなるべく減らしたい
スキー場まで1時間程度で行ける場合は一般道でも気になりませんが、3時間以上移動する場合は高速道路を使いたくなると思います。
また、一般道は高速道路と比較し除雪されるまでに時間がかかるため、降雪がありカーブが多い山道を長時間走るとかなりストレスが溜まります。
そこで、移動費もストレスもなるべく減らせる事を重要視しました。
車両維持費も減らしてスノボ道具に使いたい
自動車保険や駐車場代、自動車税など税金関係を合計すると車両維持費だけで年10万円はすぐに超えると思います。
また、スノボ道具も最初はレンタルや初心者セットを買って始める人が多いですが、楽に滑れる道具を揃えると一式30〜40万円かかります。
そこで、車両維持費をなるべく減らせることを重要視しました。
車中泊は2人または大人4人と荷物が乗ること
車中泊は大人2人が足をつま先まで伸ばして寝ることができる車であること。
また、車中泊しない時は大人4人でそこそこ快適に移動できることを重要視しました。
候補に上がった車両
ROMIはプロフィールにも書いていますが、
- 性能や質、効率的
- 価格、費用
- 見た目、完成度
に変なこだわりがあります。
また、車両を買い替えるまではスバル フォレスター(SJ5)に乗っていました。
そんなROMIの車両選びで迷った車両は、
エブリイ、アトレー、N-VAN、ジムニー、ハイエース、タウンエース、プロボックスです。
ここでは、維持費を優先して軽自動車について書きます。
カタログや展示車両で比較し、最終的にエブリイとアトレーを試乗した結果、エブリイに辿り着きました。
※ROMIは2021年にJOINターボ(4WD・MT)を購入しました。今は中古車しか買えません。
走破性 | 車中泊 | 積載性 | 燃費 | 高速道路 | |
エブリイ | 〇 | ◎ | ◎ | △ | 〇 |
アトレー | 〇 | ◎ | ◎ | △ | 〇 |
N-VAN | △ | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
ジムニー | ◎ | △ | × | △ | △ |
スズキ エブリイ(日産・三菱・マツダにOEMあり)
ドアの耐久性は世界一!?のエブリイ、宅配業者さんの採用率はすごく高い車だと思います。
軽乗用車(5ナンバー)モデル・軽貨物(4ナンバー)モデルがあります。
メリット
- 商用車ベースのため、耐久性が考慮された設計
- 後ろ足の構造はジムニーと同じ3リンクかつエンジンも同じ
- 重量配分が前後50:50に近い(JOINターボ4WD・MTは前53:後47)
- 税金が安い(自動車税は5000円か10800円、車検の自賠責や重量税は合計3万円以下)
- カスタムパーツが多いため、自分好みの仕様にしやすい
デメリット
- 貨物モデルはタイヤに負荷指数の指定があるため選択肢が少ない
- 横風の向きがコロコロ変わるときは走っていてふらつく
- ターボ・4WD燃費は悪い(実燃費 MT:13km/L程度、AT:12km/L程度、CVTのカタログ値はMTと大差ない模様)
ダイハツ アトレー(スバル・トヨタにOEMあり)
車格はエブリイと同じ、内装は黒色が多くエブリイより高級感があります。
軽乗用車(5ナンバー)モデル・軽貨物(4ナンバー)モデルがあります。※2021年〜貨物(4ナンバー)モデルのみ
メリット
- 商用車ベースのため、耐久性が考慮された設計
- 後ろ足の構造はジムニーと同じ3リンク
- 重量配分が前後50:50に近い(エブリイと同様)
- 税金が安い(自動車税は5000円か10800円、車検の自賠責や重量税は合計3万円以下)
デメリット
- 貨物モデルはタイヤに負荷指数の指定があるため選択肢が少ない
- 横風の向きがコロコロ変わるときは走っていてふらつく
- ターボ・4WD燃費は悪い(カタログ値 CVT:13km/L程度)
- カスタムパーツエブリイより少ない模様
- 貨物モデルはリアシートが固くほぼ直角でスライドしないため、長距離移動は向かない
N-VAN
シャシー(骨格)はN-BOXと共通、室内はエブリイとアトレーより小さいが、より乗用車に近いです。
軽貨物(4ナンバー)モデルのみ。
メリット
- 商用車ベースのため、耐久性が考慮された設計
- 後ろ足の構造はN-BOXと同じで舗装路が若干快適
- 横風はエブリイとアトレーより若干安定しそう
- ターボ・4WD燃費はエブリイとアトレーより良い(カタログ値 CVT:15km/L程度)
- 税金が安い(自動車税は5000円、車検の自賠責や重量税は合計3万円以下)
デメリット
- 荒れた路面では後ろ足が構造上伸びにくいためスタックしやすそう
- 重量配分が前にエンジンがあるため後ろタイヤがスリップしやすそう
- カスタムパーツエブリイより少ない模様
- 貨物モデルはリアシートが固く長距離移動は向かない
スズキ ジムニー
悪路走破性や耐久性がとんでもなく高く、維持費が安いジムニー。
悪路走破性がダントツで高い代わりに室内の広さが犠牲になっています。
軽乗用車(5ナンバー)モデルのみ。
メリット
- 前後の足が3リンクのため、悪路最強
- シャシー(骨格)はランクルやトラックと同じで最強
- カスタムパーツは数えきれないほど豊富
- 税金が安い(自動車税は10800円、車検の自賠責や重量税は合計3万円以下)
デメリット
- とにかく室内が狭い(大人4人は地獄)
- ターボ・4WD燃費は悪い(カタログ値 MT:15km/L程度、AT:12km/L程度)
- 高速道路はハンドルがブルブル震える(シミー現象)可能性あり
ROMIおすすめの車両
長くなりましたが、ROMIの実体験をもとにお勧めしたい車はスズキ エブリイワゴン PZターボ ハイルーフ 4WD CVTです。
エブリイのグレード選びについて
エブリイには選べるグレードが多く、迷うと思うのでROMIなりの考えを優先順に書きます。
駆動方式
まず、毎週雪山に行く人は4WDは必須です。
シーズンオフ時の燃費が気になる人もいるかと思いますが、2WDと比べて0.5km/L程度燃費が悪くなりますが安全性には代えられません。
※エンプティランプから満タンまで約30L入るため、13km/Lだと390km走行可能
また、2WDだとスタッドレスタイヤを履いたとしても金属チェーンが必要です。
かき氷が溶けたような路面で、上り坂+カーブはスタックする可能性大です。(スキー場までは大量に融雪剤が撒かれるため雪が泥みたいになり、タイヤの目が詰まってスリップします)
※たまに夏タイヤでチェーンも無しにスタックして道を塞ぐ人がいます。周りの迷惑です。もし自分が原因で周りの人を事故に巻き込んで命を奪う危険性を考えないのでしょうか?ROMIはそんな人を助けようと思いません。
エンジンパワー
エンジンはターボの有無で2種類ありますが、ターボ付きがおすすめします。※ワゴンはターボ付きグレードのみ
エブリイは350kg積んでも走れるように、ギヤ比が低く設計されているため、ターボ無しでも意外と加速してくれますが、時速70kmほどで厳しくなります。
CVTモデルのギヤ比を見ると4ATに比べ若干余裕がありそうですが、エアコンを使うとかなり厳しいと思います。
実際、ターボ付きのモデルで高速道路を時速100kmで走るとエンジンの回転数がMTで4000rpm程度、4ATだとトルコンの滑りがあるため4400rpm程度回ります。アクセルは巡行時で7割程踏みます。
エアコンを使うとエンジンパワーが食われるため、車両価格は上がりますがCVTでターボ付きモデルが良いと思います。
エブリイワゴンとバン(JOINターボ)の違い
ワゴンとバンの大きな違いとしては、ワゴンの方はリアシートがスライドかつ細かくリクライニングする事と、タイヤの選択肢が多い事、ルーフ高さが選べる事です。
エブリイワゴンとJOINターボのグレードは同じようなようなリヤシートが装備されますが、ワゴンのみ180mmスライドし、リクライニングも細かく調整できます。
また、タイヤはバンの場合、積載量350kgの荷重に耐える負荷指数が必要になるため、選択肢がかなり少なくなります。
ルーフの高さについては、スノーボード+大人2人車中泊をすること、たまに大人4人が乗ることを考慮すると少しでもスペースを確保するためにハイルーフをお勧めします。
エブリイワゴンのグレードについて
エブリイワゴンにはPZターボとPZターボスペシャルの2種類あります。
PZターボスペシャルには電動オートステップと両側電動スライドドアが装備されます。※PZターボは左側のみ電動スライドドア
電動オートステップは便利ですが、雪山に行くと凍り付いて動かなくなる可能性があります。また、エブリイはステップの高さが390mmのため、電動ステップが無くてもそんなに不自由はないと思います。
個人的な感覚では、グレードを落として浮いた予算を他の装備に回したくなります。
まとめ
- エブリイは軽自動車にしては燃費が悪く、見た目も好き嫌いがはっきり分かれるがシンプルで耐久性もあり汎用性が高い
- アトレーの内装は乗用車感があるものの、リアシートの快適性は犠牲になっているため、大人2人の車中泊で使いたい人はあり